古都奈良の寺社

東大寺

天平彫刻を代表する国宝 東大寺ミュージアム 国宝 月光菩薩立像 8世紀(撮影協力:東大寺 Photo by Miro Ito) 天平彫刻における東西融合の証 7世紀後半から8世紀半ばにかけて、盛唐からの影響を色濃く受けたいわゆる「天平文化」は、平城京を中心に花開きました。絶頂期を極めた玄宗皇帝時代の...

春日大社

春日大社・平安の正倉院 春日大社は国宝352点、重要文化財971点の宝物と国宝四棟、重要文化財27棟の建造物を所有し、神社界でも屈指の文化財所有数を誇っています。 奈良時代の最高の文物は正倉院にあり、平安時代の最高の工芸品は春日大社だけに残されているものが数多くあることから、春日大社は「平安の正倉院...

元興寺

元興寺 地蔵会万灯供養 「南都には地蔵の霊言あまたおわします」(中世の仏教説話『沙石集』) 元興寺 地蔵会万灯供養(撮影協力:元興寺 Photo by Miro Ito) 母なる大地と子宮を表す地蔵菩薩 日本最古の寺、元興寺では、8月23日と24日の盂蘭盆の日、地蔵会(じぞうえ)といわれる地蔵盆が開...

大和四寺

長谷寺

浄土に比せられる観音霊場 686年創建とされる長谷寺は、『万葉集』で「隠口(こもりく)の初瀬」と呼ばれ、平安時代以降、観音霊場として貴族の信仰を集めてきました。 長谷寺の桜 東側から国宝の本堂を望む(撮影協力:長谷寺 Photo by Miro Ito) 本坊前から国宝の本堂を望む(撮影協力:長谷寺...

岡寺

日本最初の厄除寺 岡寺 岡寺は、663年天智天皇の勅願によって、義淵僧正が建立したと伝えられています。天武天皇の皇子、草壁の皇子とともに養育され、皇太子の死後、住まいであった岡宮に、岡寺が建てられました。 岡寺如意輪観音坐像 重要文化財 奈良時代 8世紀(撮影協力:岡寺 Photo by Miro ...

安倍文殊院

飛鳥時代に遡る阿部氏(安倍氏)の氏寺 「華厳宗総本山東大寺」の別格本山としての高い格式を誇る安倍文殊院は、645年に阿倍一族の氏寺として建立されました。奈良時代には、遣唐使・阿倍仲麻呂が出ています。平安時代から安倍氏と名乗るようになり、後裔に陰陽師(おんみょうじ)の安倍晴明が出ています。 安倍文殊院...

三輪山の信仰

聖林寺

国宝十一面観音菩薩立像 聖林寺十一面観音像は、三輪山山麓の大神神社(おおみわじんじゃ)の神宮寺であった大御輪寺(だいごりんじ)の本尊でした。 フェノロサが「ミロのビーナス」と並べ評した美しさは、古典的な天平彫刻の枠を超え、神話の世界から飛来したかのような、崇高な造形美を体現しています。 聖林寺十一面...